ケアマネージャーとAI

ケアマネ研修は後半戦になりました。

現場実習をして、ケアマネの仕事はAIによってなくなる仕事だと思っていましたが、実際は人じゃないとできない部分が多いことがわかりました。

情報収集、データ分析、スケジューリング、サービス選択などはAIの進化で自動化できそうです。

特にこれから、スマホとともに生きてきたITスキルの高い世代が高齢者の家族としてケアの役割を担うようになると、AIの活用も進んでくるのではないかと思います。

でも、ケアが必要な高齢者が相手である場合が多いため、その人の認知力や感情への理解がないと、ケアプランは現実的なものではなくなります。まず話をして、信頼関係を構築しないと始まりません。

介護が必要な状況は突然やってきたり、初めてのことだったり、複雑な場合が多いです。

高齢者自身やその家族は、どのようなサポートやケアが必要か、どのように手配すべきか、わからないことだらけです。

このような時期には、専門的な知識だけでなく感情的なサポートも必要であるため、人間のコミュニケーション能力や共感力も重要だと思います。

頼れる誰かがいることで、要介護状況での孤立を防ぐ、という役割もあるのではないでしょうか。

日本の高齢者人口は、2030年代にピークを迎えます。それ以降も高い状態はしばらく続き、平均寿命は高いまま、介護が必要な高齢者数は増加していきます。

今後は財源不足で、今のような負担額でサービスを受けることは難しくなると思います。更にマンパワー不足で介護サービス自体も減るかもしれません。

先日職場に某大学から介護看護のロボットの開発に関するアンケートが届きました。

ロボットについて、役割や倫理的な問題についての意見を問うアンケートでした。

看護業務にもロボット?と衝撃ではありましたが、今は考えられないことも機械化できるようになり、ロボットと働く日がくるかも、なんてみんなで話していました。

AIと協働、医療介護分野でも進んでいきますね。

ロボット開発などの高齢化に伴う成長分野には、今後アンテナ張っていきたいと思います。

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