今週は久々に平日休みが入っており、勉強時間が多めに取れました。
講座の勉強を始めたころ、子どもと一緒に勉強したらどうかとアドバイスいただいてから、塾は本人希望のものだけを残して、一緒に勉強しながら基本自己学習でやっています。
講座での勉強をしていなかったら本当の勉強について考えることはなく、「塾に行かせておけば大丈夫」と思っていただろうなぁ。
先日、理科で水の電気分解の実験をした子どもから、
「水に水酸化ナトリウム入れると電気が流れやすくなるのはなぜか?」
と聞かれました。
テキストを見ると、実験のポイントとして『少量の水酸化ナトリウム(または硫酸)を加える。(電流を流しやすくするため)』とだけ書いてあります。
テキストの水の電気分解の説明は、
『水は安定している物質なので、加熱しても状態変化を起こすだけで分解することはない。しかし水に電気を流すと分解して別の物質ができる。このように電流を流して物質を分解することを電気分解という。』
とあります。
この時点では、分解という化学変化の例として水の電気分解が出てきているだけで、電気分解すると水素と酸素が発生します、というさらっとした内容で、電気やイオンについてなどはまだ習っていないよう。
子どもには以下のような内容で説明してみました。
「原子はプラスの電気を持った原子核とその周りにあるマイナスの電気を持った電子からできている。電子を失ったり受け取ったりすると、プラスやマイナスに偏る。この電気的に偏った状態を「電荷」と言って、電荷を持った粒子が流れることが「電流」。水に入れた水酸化ナトリウムや硫酸は、プラスのイオンとマイナスのイオンに分かれる。これらのイオンは電荷を持っている。水はイオンが少ないので電気が流れにくいが、水酸化ナトリウムなどを入れると電荷を持っているイオンが増えて電流が流れやすくなる。」
電気分解についても少し詳しく説明してみましたが、ふ~んという感じで、その後結局自分でChatGPTさんに質問していました。
中学理科では(少なくともわが子のカリキュラムは)、化学反応の物質を分解する例として水の電気分解を習ったあとに、別の学年でイオンについて説明しながら塩化銅の電気分解を詳しく学習するようです。
それだと別の反応のように思えて繋がりが持てなくて、教える方も難しそうな気がします。
とはいえ今は、一人一台タブレットが支給され、YouTubeで色んな人が教えてくれるし、教科書にはQRコードがついていて解説や英語の音声が聞けたりもして、恵まれているなぁと思います。
私も今はAIやネットの情報なしの学習は考えられませんが、何でもすぐに取り入れ使いこなせる子ども達にまだまだ負けないよう学んでいかなくては。
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