医療・医薬品 注射の押しにくさを解消する『プランジャーアシストリング』
これまでの記事では、注射の痛み軽減に焦点を当て、針の工夫や圧力の仕組みについて解説してきました。
→「注射の痛みを軽減する針の工夫」「注射・点滴・褥瘡ケアに活かす『圧力』の話」
しかし、注射の快適さは針などの使う物だけで決まるわけではなく、適切な手技があってこそ、これらの技術は効果を発揮します。
実際には、注射器の「押しにくさ」が医療者の負担となり、その結果、痛みなどの患者の苦痛につながることもあります。
今回は、こうした課題に対応するための補助具『プランジャーアシストリング』に注目します。
この記事では特許の情報をもとに、製品の特徴や注射器の構造、さらに「押しにくさ」を生む物理的な要因について解説します。