『ネイルペン アキュレ』介護現場に向いている理由

医療現場では、「ネイル=避けるべきもの」という印象を持つ方も多いと思います。

それは、スタッフがネイルしていることへの悪印象だけでなく、患者さんのネイルは、治療を妨げることがあるからです。

しかし、介護の現場では少し違います。

今、高齢者や病気・障害を抱えている人に行う「福祉ネイル」が注目されており、
『介護美容』という言葉があるくらい、美容がケアの一部として取り入れられるという動きがあるようです。

今回は、昨年の展示会で紹介されていた、福祉現場向けに開発されたネイル『ネイルペン アキュレ』を取り上げます。

現場向けと聞くと何となく良さそうに感じますが、介護の現場で新しく取り入れるなら、何がどう良いのかを根拠を持って説明できないと動きにくいですよね。

そこでこの記事では、ネイルペン アキュレについて、ネイルの化学的な仕組みから深掘りして解説していきます。

なお、本記事は筆者個人の見解・調査に基づいた内容です。
内容の正確性を保証するものではなく、紹介する製品の購入・使用は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
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本記事の英語版はこちら→Aqure Nail Pen: Why It’s a Good Fit for Elderly Care Settings

介護現場でのネイル

ネイルをしたことがある人は経験があると思いますが、きれいな爪を見ると気分が上がりますよね。

介護現場でネイルが取り入れられる理由も、まずはその気持ちの変化にあります。

ここでは、介護現場にネイルを取り入れるメリットと、気をつけたい点を挙げていきます。

メリット

気分が明るくなる
指先がきれいになることで、気持ちが前向きになったり、表情がやわらいだりする方もいます。

会話のきっかけになる
スタッフとの話や、利用者同士の交流が生まれることがあります。

手先の活動につながる
色を選ぶ・塗る工程が、手指を使う機会や刺激になる場合があります。

気をつけたい点

におい
ネイル特有のにおいが苦手な方もいるため、換気が難しい環境では負担になりやすくなります。

乾燥待ちの時間
時間の制約がある中では、乾くまで待てないことが上手くいかない原因になることがあります。

落とす手間
一般的なネイルは落とすのに除光液が必要なことが多く、準備や片付け、においや刺激が負担になる場合があります。

塗布の難しさ
塗り慣れていなかったり手指の動きに制限があったり、認知力が低下した方の場合、ネイルを塗るのが難しいことがあります。

観察・測定への影響
爪の色の観察がしにくく、SpO₂測定に影響する可能性があります。

感染リスク
爪白癬(水虫)など、爪の状態によっては、共用時の衛生面への配慮が必要になります。

一般的なネイルの化学

ネイルの化学というと難しそうに聞こえますが、仕組みはシンプルです。

爪の上に残るきれいな膜の正体は樹脂で、その樹脂を含む液を塗って乾かすと、爪の上に薄い膜が残る、というものです。

ネイルのにおい・乾き・落としやすさは、樹脂そのものよりも、一緒に入っている他の成分によって変わります。

では、化学的な説明も含めて、成分ごとにもう少し詳しく見ていきます。

被膜形成剤(樹脂)

「樹脂」とは、分子が鎖のようにつながった高分子のことです。

樹脂というと聞き慣れないかもしれませんが、プラスチックは樹脂(合成樹脂)の一例なので、意外と身近なものでもあります。

ネイルは、この樹脂を含めた液を塗り、乾くと爪に薄い膜として残ります。

一般的なネイルでよく使われる被膜形成剤の代表は、ニトロセルロースです。

ニトロセルロースは、植物由来のセルロースの -OH の一部を硝酸エステル基(-O-NO₂)に置き換えた高分子で、燃えやすい性質を持ちます。

ただしニトロセルロースだけでは密着性や光沢が不足しやすいため、他の樹脂などが併用されています。

可塑剤

可塑剤は樹脂鎖の間に入り込み、分子鎖同士の動きを少し自由にして、膜を柔らかくします。

ニトロセルロースの膜は、そのままだと硬く、割れやすくなりがちであるため可塑剤が使用されています。

揮発性溶剤

樹脂はそのままだとドロッとしていて、爪にきれいに塗り広げにくい素材です。

そこで溶剤を混ぜて、塗りやすい粘度の液体になるように調整します。

ネイルの溶剤に求められる条件は、
樹脂と混ざること
塗ったあとに素早く揮発して(液体から気体になって)消えること
です。

このネイルの溶剤としてよく使われるのが、酢酸エチルなどのエステル系溶剤です。

エステル系溶剤は樹脂と混ざりやすく、塗ったあとに素早く乾くため、ネイルの条件に合っています。

そしてその理由の一つは、エステルのC=Oの部分に電気的な偏りが生じやすいという、化学構造にあります。

<酢酸エチル構造式>

分子は、原子同士が電子(マイナスの電気を持つ粒子)を共有してできています。

そのため、分子の中では「電子をどちらがより強く引き寄せるか」という引っ張り合いが起こり、電気的な偏りが生まれます。

O(酸素)とC(炭素)の場合、Oが電子(マイナスの電荷)をより引っ張る性質を持つため、C=Oの部分ではO側に電子が寄って「Oはマイナス寄り、Cはプラス寄り」になっています。

同じように、ネイルの代表的な樹脂であるニトロセルロースも、–O–NO₂部分に電気的な偏りが生まれます。

<ニトロセルロース構造式>

プラス寄りの部分とマイナス寄りの部分は電気的に引き合いやすいため、エステル溶剤とニトロセルロースの電気的に偏った部分同士が引き合うことで、分子レベルで混ざりやすく、溶けている状態になりやすいと考えられます。

でも、ここでの分子同士の引き合いはさほど強くありません。

その理由は、「水素結合」のような強い引き合いがないからです。

水素結合は、たとえば水やアルコールなどの–OH(酸素と水素)を持つ分子でみられます。

–OH部分では、Oが電子をより強く引くため、Hがプラス寄りになりやすくなります。

するとこのHは、相手分子のOなどマイナス寄りの部分に引き寄せられて、分子同士をつなぐ比較的強い結合である「水素結合」を作ります。

水素結合があることで、分子同士がやや強めにくっついて離れにくくなるため、分子は空気中へ出ていきにくくなります。

それと比べると、–OHを持たないエステルはこの水素結合を作りにくく、分子同士が離れやすく空気中に出ていきやすくなるのです。

その結果、
エステル溶剤は樹脂とよく混ざりつつも分子同士を強く縛りすぎないため、
塗ったあとには溶剤だけが先に空気中へ抜けて、
最後に樹脂だけが爪の上に残り薄い膜になります

そしてこの溶剤が、ネイル独特のにおいの元でもあります。

溶剤は揮発が速く、空気中へ溶剤分子が一気に出やすくなるため、ツンとしたにおいを強く感じやすくなるのです。

その他(色材・パール材・ゲル化剤など)

色を与える顔料やパール剤は、放置すると沈みやすいため、沈殿を防ぐ目的でゲル化剤なども使われています。

ネイルペン アキュレ

アキュレの特徴

ネイルペンアキュレは、ラヴィーナ株式会社から発売されている、福祉現場向けに開発されたネイルです。

ネイルペンの販売に加えて、福祉事業所での美容レクリエーションの提供や介護美容セミナーも開催しており、「いくつになっても、施設にいても、美容を楽しめることが当たり前になる」という想いを大切にされているようです。

ネイルペン アキュレの特徴を簡単にまとめると、次の通りです。

・福祉現場向けに作られた水性ネイル。

ツンとしたにおいが少ない。
乾きが早い。
・ペン型で、液だれしにくいのに塗るときは伸びやすく、塗りやすい。
・除光液なしで剥がせる。
・SpO₂が測定可能

ホームページなどでは、『主成分は水で、安心安全なペン型の水性マニキュア』と紹介されています。

では、何をもって安心安全なネイルといえるのでしょうか。

安心・安全の根拠は一言で説明できるものではなく、介護現場で負担になりやすいポイントをどれだけ減らせるか、という形で見えてきます。

そして、その負担を減らす工夫こそが、アキュレが現場に向く理由でもあります。

そこでここからは、アキュレの成分を手がかりに、介護現場に向いている理由を化学的に深掘りしていきます。

現場に向いている理由

においが少ない

先ほど説明した通り、一般的なネイルのにおいの正体は、塗った直後に空気中へ一気に出ていく溶剤です。

アキュレは水性で扱える樹脂(ポリウレタンなど)を膜材料として使うことで、においの原因になりやすいエステル系溶剤をメインでは使わずに作られています。

ただし、一般的なネイルのように樹脂をエステル溶剤で溶かすのとは違い、アキュレでは樹脂(ポリウレタン)が水に溶けているわけではありません。

ポリウレタンは、水となじみにくい部分を含む長い鎖を持ち、分子同士も水素結合などでまとまりやすいため、全体として水に溶けにくい性質を持ちます。

<ポリウレタンの構造式>

それでもアキュレは、水と樹脂が混ざって塗れるように作られています。
(この仕組みについては「剥がすことができる」の段落で説明します)

このように、独特のにおいが少ないのは、においの元になりやすいエステル系溶剤に頼らずに使えるよう作られているからなのです。

塗りやすい

アキュレは水ベースで作られたネイルであるため、その液はどうしてもさらっとしやすく、そのままでは垂れたりムラになったりして塗りにくくなってしまいます

そのため、ポリアクリル酸ステアラルコニウムヘクトライトによって、塗りやすい粘度にしていると考えられます。

ポリアクリル酸
ポリアクリル酸は -COOH(カルボキシル基)をたくさん持つ高分子(ポリマー)です。

<ポリアクリル酸>

この-COOHは条件(液のpH)によって H⁺を放出して-COO⁻になりやすく、ポリマーの鎖にマイナスの電荷が増えます。

すると鎖どうしが電気的に反発して広がり、全体が膨潤します。

このふくらみが水分子の動きを妨げることで、ネイルの液に粘性(とろみ)が生まれます。

ステアラルコニウムヘクトライト
ヘクトライトは、粒子が板状の粘土鉱物です。

結晶ができる過程で、層の一部で Mg²⁺(2価の陽イオン)が Li⁺ などの1価の陽イオンに置き換わることがあります。

すると、プラスの量が少し減るため、層全体はマイナスに帯電します。

そのマイナスに引き寄せられ、Na⁺などの陽イオンが層と層の間に入り込んでいます。

ここに第四級アンモニウム(ステアラルコニウム)の陽イオンを加えると、層間の Na⁺と入れ替わり、有機変性されます。(粘土の表面に油となじみやすい部分が付いて性質が変わった状態)

これがステアラルコニウムヘクトライトです。

この粒子は板状で、層面の電荷はマイナス寄り、端の部分はプラス寄りに偏りやすい、という特徴があります。

そのため、板の面部分と別の板の端部分が静電気的に引き合い、立体的な形(カードハウス構造)ができやすくなります。

この構造により液体の中で動きが制限されるため、液体に粘性(とろみ)が生まれます。

ただ、この結合は強くないため、外からの力で離れてしまいます。

実際のネイルでは、塗る前は粒子同士が繋がってとろっとしていますが、塗るときにせん断力(こすられる力)がかかると、一時的に粒子が離れることでさらっとして伸びやすくなります。

こうした性質はチキソトロピー性と呼ばれ、
ネイルが垂れにくいのに塗るときは伸びやすいという、実用でのメリットに繋がります。

乾きが早い

アキュレは乾きが早く、乾くのに30秒~1分程度と記載されていますが、主成分の水はエステル溶剤ほど揮発しやすいわけではありません。

それでもアキュレが短時間で乾くと言われているのは、チキソトロピー性があるとよく伸びて厚塗りになりにくく、結果として乾きが速く感じやすくなるのではないかと考えられます。

剥がすことができる

アキュレが剥がしやすい理由は、膜の作られ方が一般的なネイルと少し違うためだと考えられます。

一般的なネイルは、樹脂を溶剤に溶かした液を爪に塗ります。

樹脂が溶剤に溶けている」とは、樹脂が粒として残るのではなく、樹脂の分子が溶液中に均一に広がった状態のことです。

この液を爪に塗ると、樹脂が表面の細かな凹凸にも入り込みやすくなります

その後、溶剤分子だけが揮発して抜けて残った樹脂分子がその場所で固まって膜になります

このようにして樹脂が爪の凹凸にも入り込んだ状態で膜が固まるため、ネイルを落とすときには、除光液などで膜(樹脂)をもう一度溶かして取り除く必要があります

一方アキュレは、樹脂が溶剤に溶けた液ではなく、水の中にポリマー(ポリウレタンなど)が分散した液を爪に塗る仕組みになっています。

ここでいう「分散」とは、樹脂が水に溶けて分子レベルで広がっているのではなく、樹脂が小さな粒のまま水の中に細かく散っている状態のことです。

水の中で分散できる仕組みは、一般的には次のような方法です。

・粒子の表面に電気的な偏りを持たせ、粒子同士が反発するようにする
・粒子の表面を、界面活性剤の働きを持つものが取り囲む

成分を見ると、アキュレもこのような仕組みで樹脂を水の中に分散させていると思われます。

この液を爪に塗ると、ポリマーの粒が爪の上に乗っているような感じになります。

そして時間とともに水の分子が蒸発すると、粒子同士の距離が縮まり、ぎゅっと密に並びます。

さらに乾燥(水分子の蒸発)が進み、膜になっていきます。

このように、溶剤に溶けた樹脂が分子レベルで凹凸へ深く入り込んで固まるのではなく、樹脂の粒子が集まって膜を作るため、一枚でまとまりやすいけど、爪との付着は強くなりにくい膜ができます

イメージとしては、液体のりが細かなすき間に入り込んで固まった状態と、一枚のシールが表面にのっている状態の違いに近いのではないかと思います。

アキュレは後者に近い膜なので、除光液なしでもペリッと剥がして落としやすいのだと考えられます。

SpO₂が測れる

製品の説明では、パルスオキシメーターでのSpO₂測定が可能と書かれています。

測れる理由ははっきりとはわかりませんが、ネイルの膜が、パルスオキシメーターが使う光を邪魔しにくいようになっている可能性が高いと考えられます。

SpO₂とは、経皮的動脈血酸素飽和度のことです。

簡単に言うと、血液中のヘモグロビンがどれくらい酸素を持てているかを割合で表した値で、体の中の酸素の状態を知るうえで重要なので、医療現場では体温や血圧などと同じように日常的に測定されます。

このSpO₂値は、動脈血の酸素飽和度(SaO₂)とほぼ同じ値になるとされています。

パルスオキシメーターという小さな機械で皮膚の上から測定できるため、動脈血採血に比べてはるかに簡単に、負担を少なく酸素の状態を知ることができます。

パルスオキシメーターは、指先に挟んで使うのが一般的で、皮膚を通して光を当て、通過したり反射したりして戻った光の量と、脈の拍動による変化を利用してSpO₂を計算します。

そのため、ネイルをしていると、ネイルの膜のの影響で光の通り方が変わり、正確に測れないことがあります。

アキュレは、塗り広げやすいことから、厚塗りやムラなく、薄く均一な膜になりやすく作られています。

膜が薄く均一なら、パルスオキシメーターの光が指の中まで届いて戻ってくる邪魔になりにくく、測定への影響も小さくなるのではないかと考えられます。

購入方法

ネイルペンアキュレは、公式HPや介護用品のネットショップだけでなく、楽天やAmazonでも購入可能です。

クリア(透明)やラメも含めた色のバリエーションがあり、好きな色、一色から購入可能です。


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ネイルが100円ショップでも買えることを考えると、1本1870円(公式サイト2026年1月時点)は気軽に買える価格とは言えないため、1本から買えるのは導入前のお試しとして助かります。

使ってみた感想・注意点

私もお試しで、気に入った色を買って実際に使ってみました。

ここからは、項目ごとの使用感や注意点など、個人の感想になります。

におい

塗る前も、乾く途中も、ネイル特有のツンとしたにおいはほとんど感じませんでした。

個人的に、このにおいがとても苦手です。

同じように感じる方も多いと思うので、この点だけでも介護現場で使いやすい特徴だと思います。

塗りやすさ

中の液は、傾けても、もったりして動きにくく、試しに液を多めに出してみたら液がぷくっと盛り上がった形を保っていました。

でも爪の上では伸びがよく、塗り広げるときは水っぽくスッと伸びる感覚がありました。

また、ペン型なので鉛筆のように持つことができ、筆の部分はこしがある平筆で、ネイルを塗り慣れていない私でも塗りやすいと感じました。

乾き

実際ネイルの乾きは早く感じたので、時間に限りのある施設のレクリエーションでも取り入れやすいのではないかと思います。

SpO₂測定

手元にある比較的安いパルスオキシメーターで測ってみたところ、ネイルを塗った指でSpO₂を測定することができました。

ただし、機器にも差があり、塗り方によっては測れない可能性もあります。

また、ネイルをすると爪色の観察はしにくくなります。

そのため医療的な観察が必要な方や、急変リスクがある方に使う場合は注意が必要です。

ネイルのレクリエーションを行うデイサービスなどでは、比較的お元気な方が多いこともあり、必要以上に神経質になりすぎなくていいのかもしれません。

とはいえ、高齢の方は急な体調変化のリスクが高いため、例えば、塗らない指を1本残すなどすれば安心できるのではないかと思います。

また、SpO₂が重要な観察項目になっている方には使用しない方が安全だと思われるため、施設のルールや医療スタッフの指示に従っての使用をおすすめします。

剥がす

乾いたあとネイルは、爪先で端から簡単にめくって剥がすことができました。

まとまって端からペリッと剥がせるときもありましたが、薄すぎたりムラがあるからなのか、ポロポロと細かく剥がれる感じになることもありました。

また、お風呂に入ったら知らない間に取れてしまっていたこともありました。

いずれにしても、福祉ネイルであることを考えると、剥がれやすさはメリットと言えます。

一方で、異食のリスクのある方には、剥がれて誤飲・誤嚥可能性もあります

そのため対象者の状態に合わせて検討が必要だと思います。

衛生面

感染リスクを考えると、ネイルペンは個人用にするのが一番安全ではありますが、施設のレクリエーションで使用する場合、それは現実的ではありません。

アキュレは普通のペンのように、中の液が筆先に染み出てくる構造なので、使用後に筆を拭き取っても液が筆に残りやすいです。

でもアルコール綿でしっかり拭き取ると、ある程度液が取れたので、使い回す場合はこうした配慮をしたほうが安心だと感じました。

ただし、爪の異常がある場合は自己判断せず、使用は控えて、医療者への相談をしたほうがいいと思います。

おわりに

寿命が延びるなかで、その人らしさや生きがいが大切にされる今、介護の現場に美容が入ることには、とても意味があると感じます。

特に女性は長寿の傾向なので、なおさらだと思います。

私自身も久しぶりにネイルをしてみたら、気持ちが少し明るくなりました。

ほんの小さなことでも、「きれいになった」と思える瞬間って、前向きに生きる力になりますよね。

また、レクリエーションを通して利用者さんの笑顔が見られることは、介護の仕事の楽しさややりがいの一つだと思います。

アキュレは現場でのネイルの問題点を減らす工夫がされており、ネイルに慣れていない私でも抵抗なく使いやすく感じました。

もちろん施設ごとのルールや利用者の状態への配慮が必要ですが、レクリエーションの選択肢の一つとして、取り入れられるか検討してみてもいいのではないでしょうか。


現在、このような看護師としての現場の視点と、特許への知見を活かした情報発信とともに、医療材料やケア用品の解説や技術記事の執筆、市場展開支援なども行っています。

ご関心のある方はブログ内フォームからお気軽にご連絡ください。

※本記事の内容は参考情報であり、正確性を保証するものではありません。
製品の購入や使用はご自身の判断と責任でお願いいたします。

参照

ラヴィーナ株式会社 https://raveena.jp

日本化粧品技術者会 https://www.sccj-ifscc.com/

日本福祉ネイリスト協会 https://fukushinail.jp/

マクマリー『マクマリー有機化学 第8版』、東京化学同人、2012年

卜部吉庸『化学の新研究』、三省堂、2019年

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