
半固形栄養という選択①
日本では高齢化とともに誤嚥性肺炎が大きな課題となっています。
これまで当ブログでも、とろみ剤やKスプーン、カプサイシンなど、口から食べることを支える道具やアイデアを取り上げてきました。
一方で、病状などの理由から経腸栄養(胃ろうや経鼻胃管)を選択される方もいらっしゃいます。
日本においては延命を重視する文化のため、この方法は広く行われてきた一方、近年は必要性や倫理面についての議論がされており選択の傾向には変わってきている印象です。
この選択の是非について個人的な意見はあるものの、看護師としては、経腸栄養をできるだけ安全で快適に行うため日々の管理にあたっています。
今回は、経腸栄養で用いる半固形状の栄養剤に焦点を当てます。
使用する栄養剤は液体が主流ですが、場合によって半固形状のものを選ぶことがあります。
本記事では、経腸栄養の基本や半固形の栄養剤について、関連する特許も含めて解説していきます。
なお、本記事は筆者個人の見解・調査に基づいた内容です。
内容の正確性を保証するものではなく、紹介する製品の購入・使用は必ずご自身の判断と責任で行ってください。
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